厨房排気ダクトなどの簡易自動消火装置について

前回の消防の届出に関連して「厨房設備の消火装置」について少し触れたいと思います。
飲食店やデパート、映画館、ショッピングモールや病院その他不特定多数の人が出入りする建物や施設は、消防法では特定防火対象物となります。
防火対象物の地下階や、高さが31mを超える建築物に設けられる厨房設備(熱機器)の入力が、合計350キロワット(301,000キロカロリー)以上の場合、その排気ダクトやフード等に簡易自動消火装置を取り付けることが義務付けれれています。
簡易自動消火装置は多数のメーカーから商品が販売されています。しかしながら、例えばダクト設備としての火炎伝送防止装置である防火ダンパ等と併用してしまうことにより、逆に機能を損なう場合もあるため注意が必要です。