換気と給気のお話
昨今では建築技術の向上に伴って室内の気密性は高くなり、昔の建物のように自然なすきま風などによる換気を見込むことが難しくなりました。
排気ファンが取り付けられていても、給気のための入口がなければ換気扇の排出機能は正常に働かず、結果として室内に新鮮な空気が供給されないため、例えばガス器具などで燃焼時一酸化炭素(CO)の発生量が増加します。また、換気扇の能力が著しく低下したり室内圧が低くなり扉の開閉が困難になることも。すきま風感(ドラフト)や風切音の発生等の原因にもなります。
室内の密閉度に応じ、換気扇と給気は一体のものとしてとらえる必要があるといえるのです。